Hardcore Henry


『ハードコア』鑑賞


サイボーグ化された男性が愛する妻を救うべく壮絶な戦いに身を投じる姿を、主人公の一人称視点のみで描いた新感覚アクション。ロシア出身の新人監督イリヤ・ナイシュラーが制作したプロモーション映像がネット上で大きな反響を呼び、クラウドファウンディングによって長編映画化が実現。2015年トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門でプレミア上映され、ピープルズチョイス・ミッドナイトマッドネス賞を受賞した。見知らぬ研究施設で目を覚ましたヘンリー。彼の身体は事故によって激しく損傷しており、妻と名乗る女性エステルによって機械の腕と脚が取り付けられる。さらに声帯を取り戻す手術に取り掛かろうとした時、施設を謎の組織が襲撃。脱出を試みたもののエステルをさらわれてしまったヘンリーは、超人的な身体能力を駆使して救出に向かう。「第9地区」のシャルト・コプリー、「イコライザー」のヘイリー・ベネット、「レザボア・ドッグス」のティム・ロスらが出演。

予告の段階で酔う予感しかなかったので敬遠してたんだけど、評判が良いので鑑賞。


懸念してたほど酔わなかったんだけど、予想以上にFPSまんま。
90分、大画面でプレイ動画を見ていると思ってもらえれば話は早い。


一人称視点だけということかと思ってたんだけど、話の展開や設定がFPSなんだよね。
FPSにおいて、自キャラが喋らないことは多いけど、それに合わせて、主人公は発声機能を直される前に放り出されてしまう。
冒頭はチュートリアルwなんで、動きがまだぎこちなく、ここが一番酔う。
以降は、
動作も武器も敵も少しづつパワーアップし、1ミッション終わるごとに、次のマップとエネルギーパックが渡されるという展開。
銃乱射しながら猛スピードで後退って、やったことあるよね?
もちろん、乗り物に乗りながらのシューティングステージもちゃんとあるw
途中の乗馬や警官にレイプされそうになってる女性を助けるのはサブミッション。


狂言回しにして、クレジットのトップに出るのがシャルト・コプリー演じるジミー。
正直、彼が主人公のゲームのほうが面白そうなんだよなぁ。


物語自体は『ロボコップ*1を想起させる。


一人称視点とそこそこ激しいゴア表現に人を選ぶけど、たしかに今までにない映画なので、一見オススメ。