Point Break



『X-ミッション』鑑賞


パトリック・スウェイジキアヌ・リーブス主演、キャスリン・ビグロー監督による1991年の名作アクション「ハートブルー」をリメイク。サーフィンやスノーボード、モトクロスなどを用いたエクストリームスポーツが多数登場し、トップアスリートたちの生身のスタントによって迫力のアクションシーンを創出している。元アスリートの若きFBI捜査官ジョニー・ユタは、エクストリームスポーツのカリスマ、ボーディが率いる超一流アスリート集団への潜入捜査という指令を受ける。ボーディ一味には、そのスキルを駆使した前代未聞の犯罪を実行している疑いがあった。命がけで潜入に成功したユタは、ボーディが犯罪の首謀者なのか、その証拠をつかむために捜査を続けるが、命知らずなアスリートたちと行動を共にするうち、ユタとボーディとの間にも信頼と友情が芽生え始める。

ハートブルー*1のリメイクだけど、キアヌ・リーブスパトリック・スウェイジしか覚えてない…


アクション映画かと思ったら、自己啓発映画で、晩年のマイケルみたいなこと言い始めて、周りが当惑する作品でしたよ。


オノ・オザキって、どういう漢字だよ! とか、まぁ、突っ込みどころは多々あるんだけど、単純に映画としてつまらない。


CG映像ではなく、生身のスタントマンが演じているアクションシーンは確かに凄いんだけど、それと物語が分離しちゃってるんだよね。
てっきり、エクストリームスポーツのテクニックを使って強盗したり、捜査官と追跡劇する話かと思ってたら、そういうわけではなく、基本エクストリームスポーツをやる事自体が、犯罪集団の目的。
エクストリーム映像をつなげるためだけに、かろうじてストーリーがあるようなもので、映像が凄い分(ムササビスーツとかホントに凄い)、物語は希薄で、ナショジオとかの番組を見ているような気になってくる。


謎の犯罪集団への潜入調査なんて余計な物語づけせず、純粋にエクストリームスポーツに挑戦する物語に知ればよかったのになぁ。『グランブルー』*2という傑作もあるんだし。
彼らの目的が求道なんだし。
地球へのお恩返しが犯罪行為なわけなんだけど、それも毎回やるわけじゃないので、中途半端感に拍車をかける。


あと、売り(?)のCGなしはあくまでアクションシーンに限ってのこと。
CGまるわかりのシークエンスはないほうがいいよなぁ…