進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド



『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』鑑賞


諫山創の大ヒットコミックを実写映画化した「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」2部作の後編。超大型巨人によって破壊された外壁の修復作戦に出発したエレンたち調査兵団は、巨人の襲撃によって窮地に陥る。エレンも深手を負った上に、仲間のアルミンをかばって巨人に飲み込まれてしまい、その場にいた誰もが絶望の淵に立たされる。しかしその時、謎の黒髪の巨人が現れ、他の巨人たちを駆逐しはじめる。監督は「のぼうの城」の樋口真嗣が務め、「ローレライ」「戦国自衛隊1549」「のぼうの城」など数々の作品で特撮技術を支えてきた尾上克郎が特撮監督として参加。主演は三浦春馬で、共演に長谷川博己水原希子本郷奏多ら。脚本を「GANTZ」シリーズの渡辺雄介と映画評論家の町山智浩が担当。

前編は、「巨人、怖っ!」とか、情景に広がりが感じられたりして、ボロクソにこき下ろすつもりはないんだけど、なんで後編はこんなシロモノが出来てしまったのか……


町山氏がどこまで噛んでるかしらないけど、でっかくクレジットされてるし、「やはり、評論家が制作に回るとろくな事にはならない」という良いサンプルになっちゃってるよな。


ダメな点を上げていくとキリがないんだけど、一つ言えるのはあらゆるシーンがカッコ悪すぎる。
ジュークボックスは恥ずかしくて、こちらが赤面しそう。


巨人はほとんど出てこないし、あんなにいた人間も出てこない(無人地帯を進んでるから言い訳できるけど)上、キャラクター同士の顔のアップの言い合いばかりが続くから、前編にあったスケール感が全くなくなっちゃてる。


キャラクターの行動も行動原理もよくわからない。
前編ラストで爆弾を爆発させたのは、シキシマの配下ってことでOK? なんであそこで爆発させたの?
爆弾で頭ごと吹き飛ばして巨人を倒せるなら、立体機動いらないじゃん。
古代の超兵器=21世紀の銃器、なら、政府側はマスケット銃みたいな方がよくない?
あの偉い人はえっちらおっちら壁登ったの?
もう、もろもろ。


98分+88分なら、2時間半くらいの一本にしちゃったほうが、前半の巨人の群れがあるから、全体的な悪印象は薄れたんじゃないかなぁ。