ARROW SEASON 2

『アロー シーズン2』鑑賞


『アロー』前作が後半は持ち直したもののアベレージはさほど高くなく、鳴り物入りの『エージェント・オブ・シールド』があまりに期待はずれだったため、『アロー シーズン2』も義務感から見始める。


いや、面白いよ、これ!


前作の最大の違和感が人を殺しちゃう点だったのに対して、今回は最初で不殺を決意。アメコミ・キャラクターとしてはここからが真のスタート。


もうね、オリバー、女性キャラを食い過ぎ(そこ?)。家族以外はことごとくやっちゃってるよね? フェリシティはいつまで彼の毒牙から逃れられるのか!?
というか、クイーン家は下半身だらしなさすぎ。


で、フェリシティはホントにいキャラだよなぁ。やっと、向こうもメガネっ娘の魅力に気づいてくれたかw 彼女の魅力は番組に貢献しているのは間違いない。もう、ローレルいらなくね?
天才ハッカーであると同時に、空気を読まない減らず口も天才的w
それと、今回はスレイドさんの魅力が素晴らしい。オリバーとの友情はどうなっていくのかが、『シーズン2』の見どころの一つ。


以下ネタバレ気味


第一話からブラックキャナリーが登場。
他にも、ドールメイカー、クロックキング、ソロモン・グランディ、デスストローク、とアメコミキャラが登場し、アメコミ度を高めてくれる。
そして、最大のゲストキャラが、バリー・アレン! 『フラッシュ』はよ!
前作ではパッとしないなぁ、と思われたデッドショットがかなりイカすキャラとなって再登場。


さらに、今後も関わってくるであろう、リーグ・オブ・アサシン、スーサイド・スクワット、ハイブ、などの組織も登場。ズルいよw


個人的には、ハーレイ登場(声だけ)で心拍数MAX! シーズン3を期待してますよ。


最近のアメリカドラマは、グランドホテル方式か、そこまでキャラがいない場合は物語の軸が幾つもあるのが必須。
『シーズン2』の場合、現在のアローの活躍、島での5年間、オリバー周辺キャラの動向がそれぞれを補完しながら物語を紡いでいき、そこに華を添えるのが上記したアメコミ的くすぐり。
過去シーンを挟むとテンポが悪くなっちゃいそうなもんだけど、そこは現在との因果とアクションをリンクさせることによって、物語を損なわないようにしている。
アローの様々な謎も島での5年間にあるので、それ自体も興味の吸引力になっている。それにしても、まだ2年目なのに波瀾万丈すぎない?w


製作陣も手応えを感じていると思われ、アロー以外のキャラクター、マーリン復活、ディグルの弟の死の真相、テアの動向、など今後へのクリフハンガーもあちこちに設置。死んじゃったけどお母さんもまだ秘密を抱えているしね。リーグ・オブ・アサシン出てくるなら、トミーはラザラス・ピットで蘇ってきそうだよなぁ。それすら楽しみ。
その最大の前振りが『フラッシュ』とのクロスオーバー。ホントに早く日本放映決めてよ。


どうしても比較しちゃうんだけど、『シールド』の悪いところがいろいろ思いつく。
一本調子だったのに加えて、よくも悪くも映画の設定から無茶できないのがネックになってる。
リアルタイムでみたら『ウィンター・ソルジャー』の時に盛り上がったのかもしれないけど。
それに対して、『アロー』はやりたい放題w まさか、リーグ・オブ・アサシンをつなげると思わなかったし、今後もフラッシュにアトムと登場するし。


というわけで、『シーズン3』も見始めてます。