What We Do in the Shadows



『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』鑑賞


現代社会で共同生活を送るバンパイアたちの楽しい日常を、俳優たちの即興演技とモキュメンタリー形式を取り入れて描き、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門やシッチェス映画祭などで観客賞を受賞したニュージーランド製ホラーコメディ。ニュージーランドの首都ウェリントンで一緒に暮らすバンパイアのビアゴ、ディーコン、ブラド、ピーターは、毎晩のように歌い踊ったり行きつけのパブで遊んだりと楽しい毎日を過ごしていた。ある日、ピーターが人間の大学生ニックにうっかり噛みついてバンパイアに変えてしまう。しかもニックが人間の親友スチューをシェアハウスに連れてきたことから、大騒動が巻き起こる。映画「ホビット」とのコラボで話題を集めたニュージーランド航空の「壮大すぎる機内安全ビデオ」で監督・出演を務めたタイカ・ワイティティと「メン・イン・ブラック3」などに出演したジェマイン・クレメントが共同監督。主人公のバンパイア役で出演もしている。

モキュメンタリーだとは知らなかったんで、ちょっと驚いた。
一昔のカメラ的な画質はあんまり意味がないような……


ものすごい内容が伝わる邦題だと思うけど、実際見ると、ちょっとこれとはニュアンス違うよね。


と初っ端から文句で始まりましたが、すごい好きw


吸血鬼映画としては変化球だけど、吸血鬼の設定自体は、最近では珍しいほどオーソドックス。ラノベとかにありそうな(偏見入ってます)血を吸わなくていい、とか、太陽に免疫ある、とかそういう設定は大嫌い。
だから、獲物がいっぱいいる酒場なんかも、招かれないと入れないから、餌食を見つけるのも一苦労。
オシャレするのも、鏡に映らないから、仲間頼みだし(このセンスが悪いw)
流れ水ネタも入れて欲しかったなぁ。


物語は、数百年生きた吸血鬼たちのシェアハウスに、現代っ子のヴァンパイアが入ることで起きる、世代間ギャップコメディ。
この新人がバカだから、平気で正体言っちゃうは、アドレス交換しちゃうは、人間時代の友だちを連れてきちゃうは。初めてネットオークションやった時はああなるよねw


吸血鬼だけでなく、ゾンビや狼男も存在している。
狼男たちが意外に常識人なのが笑える。まぁ、彼らは満月の夜は人間として通用するから、自然とそれを身に付けられるのかな。
主人公たちヴァンパイアは時代がかっており、最悪の罰とかひどすぎるw


数百時間のアドリブを編集したそうで、ちょっとまとまりがないきらいもあるけど、大変楽しめました。