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『タイム・チェイサー』鑑賞


シックス・センス」の名子役ハーレイ・ジョエル・オスメントが主演を務め、行方不明になった父と再会するべくタイムトラベルに挑む科学者役を演じたSFサスペンス。幼い息子エロルや愛する妻と暮らす物理学者ゲイブが、突如として謎の失踪を遂げた。数年後、成長して科学者となった息子エロルは、父にまつわる衝撃的な事実を発見し、家族の絆を取り戻すべく奔走する。主人公の父親役を「リンカーン 秘密の書」「ヘラクレス」のルーファス・シーウェル、母親役を「X-ファイル」シリーズのジリアン・アンダーソンが演じた。2015年1〜2月、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で開催の「未体験ゾーンの映画たち 2015」上映作品。

ハーレイ・ジョエル・オスメントくん久々の主演作。……いや、オスメントさんでした!
髭生えて、顎も割れちゃってw
背はちっちゃくてポチャッとしてるから、なんかとっちゃんぼうやという感じで、正統派主人公は似合わなそうだなぁ。
ジリアン・アンダーソンも久々に見たけど、若い頃より、今のほうがいいなぁ。


内容的には結構好き。
タイムトラベルものだけど、タイムパラドックスをどうこう、という大仰なものは扱わず、人生をやり直す意味があるのか、理論が完成しているならば実践せずに入られない科学者の業を描いている。


なぜ、父は姿を消したのか? タイムマシンは完成するのか? 今の人生を捨てる意味があるのか? という疑問が推進力になっている。
そもそも、どんな人間にも悲劇はあるわけで、それを単なる個人が時間を遡ってやり直す権利があるのか? その代償と父に決意させる行動は、ああするしかないか。


そんなことより!
作中でLEGOが重要な役割(?)をするんだけど、フィグが「M:Tron」シリーズに見えたんだよなぁ。
主人公がLEGOで遊んでる子供時代が2000年頃、「M:Tron」が出たのが1990年。ずいぶん、状態良かったなぁw 「M:Tron」でなかったとしても、フィグはにっこりちゃん。
2000年になると、いわゆるにっこり顔のヘッドは減っているから、あのLEGOは、彼が物心付く前から大事に遊んでいたか、フリーマーケットかなんかで手に入れたか、お父さんが実はコレクターでそれを最近開けたか、のどれか。
上映中、あの不自然さを気にしていたのは、多分俺だけw