Wake in Fright



『荒野の千鳥足』鑑賞


ランボー」のテッド・コッチェフ監督&「ハロウィン」のドナルド・プレザンス主演で1971年に製作された作品。オーストラリアの灼熱の砂漠地帯を舞台に、バイオレンス描写を織り交ぜながら、ビール、博打、狩猟によって破滅へと駆り立てられる男を描く。都会のシドニーから何もない田舎町へ単身赴任でやってきた小学校教師のジョン・グラントは、クリスマス休暇で恋人に会うためシドニーに帰る途中、とある町に一泊することになる。町の住民たちのもてなしでビールを浴びるように飲んだジョンは、狂乱のギャンブルやカンガルー狩りの興奮にも魅了され、そのまま町に1週間滞在することになるが……。71年・第24回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、2009年の同映画祭ではレストア版が上映された。日本では、製作から40年以上を経た14年に劇場初公開が実現。

「酒は飲んでも飲まれるな!」以上でも以下でもないお話w


途中下車した町は、水分はビール以外はないような町で、「一杯のつもりで飲んだ」主人公は、そのままどんどんどんどん……へべれけになり、町から逃れなくなってしまう。


この頃の映画は、画質(だけ)という意味ではなく、なんというかざらついてて、観ていて落ち着かない気持ちになるのはなんでだろう? このアドバンテージは現在の映画ではないよね。
個人的には、この作品の地獄めぐり感は『悪魔の追跡』*1を思い出してしまった。


あと、どうでもいいんだけど、オーストラリアって本当にクリスマスが夏なのねw もちろん知識としては知ってたけど、実際に作中で自然に扱われるのはあまり記憶にない。
ツリーが飾ってあるのにクソ暑そう。


ドナルド・プレザンスって、何度も何度も顔見てるはずだけど、一番覚えてるの、なんだ? と考えたら、『別れのワイン』か。