Zulu



『ケープタウン』鑑賞


「パイレーツ・オブ・カビリアン」のオーランド・ブルームと「大統領の執事の涙」のフォレスト・ウィテカーが、子ども失踪事件の捜査に奔走する刑事役を熱演したサスペンスアクション。フランスで話題を集めたクライム小説「ZULU」を、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀」のジェローム・サル監督、「あるいは裏切りという名の犬」のジュリアン・ラプノー脚本で映画化した。南アフリカの都市ケープタウンで、元ラグビー選手の娘が殺害された。捜査に乗りだした刑事ブライアンとアリは、事件の夜、少女が薬物の売人と会っていたことを知る。その薬物は、街で頻発している子ども失踪事件の現場で発見されたものと同じだった。薬物を手がかりに捜査を進めるうち、刑事たちは事件の裏側にひそむ組織的な陰謀の存在にたどり着くが……。

うおっ! 『蜂工場』*1


良い息子、物分りの良い刑事、礼儀正しい紳士……人間としては尊敬に値するかもしれないけど、南アフリカの暗黒社会では、それは去勢されたオス同然であり、戦いぬくことは難しい。
去勢されているがゆえに、吐き出すこともできない。
しかし、それがついに爆発するとき……


レゴラス以外パッとしないオーランド・ブルームだけど、こういう汚れ役のほうがいい味出してくれるなぁ。