2014年10月号

今月の特集は、「いまこそ、PKD。」
SFマガジンらしからぬ表紙!
誌名も透過だし!


PKD総選挙自体には別に文句はないんだけど、このタイミングがわからない。
短篇集が全部出てからでも良かったんじゃないかなぁ。あと一冊なんだし。


驚いたのは、ツイッター投票者のアカウントとコメントが全員掲載されていたこと。
フォローしてる方、というか、よく会ってる人がちょいちょい散見されるんですが。
『銀河の壺直し』*1の順位はどう考えても友人の仕業ですw


あんまり読んでないから投票しなかったんだけど、映画もありだったのか〜。それなら『スキャナー・ダークリー*2に10p入れたなぁ。


翻訳は一本。
・「地図にない町」……フィリップ・K・ディック
新訳。
何度か読んでるんだけど、なんか物悲しい印象なんだよなぁ。
ハッピーエンドではあるんだけど。


「SF COMIC SHORT-SHORT」第9回
野村亮馬


「タイム・スリップSFM」おやすみ


大森望の新SF観光局」おやすみ


堺三保アメリカン・ゴシップ」第60回
創刊75周年、マーベル・コミックスはどこいく?


「サイバーカルチャートレンド」第57回
スマートメーター


「精神の中の物語」第10回
佐世保事件


「サはサイエンスのサ」第233回
シンギュラリティはくるか(その5)


「乱視読者の小説千一夜」第41回
バージェスの"The Pianoplayers"


「SFのある文学誌」第34回
予告された未来―それぞれの明治二十三年(1)


「近代日本奇想小説史[大正・昭和篇]」第15回
さまざまな翻訳・翻案その2


「MAGAZINE REVIEW」は〈F&SF〉誌
"The New Cambrian"アンディー・スチュワート
"Draft 31"マイクル・リプリング
"A Steretch of Highway Two Lanes Wide"サラ・ビンスカー
が面白そう。


「エンタメSF・ファンタジイの構造」第7回
山田悠介
自分の周りの本読みなら誰もが名前を知っているけど、鼻で笑いながら、でも誰も読んでいない作家。
今回に分析は面白い。


現代日本演劇のSF的諸相」第7回
サンプル


来月の特集は、「30年目のサイバーパンク