Les reines du ring



『ママはレスリング・クイーン』鑑賞


人生に行きづまった女性たちが、プロレスを通して輝きを取りもどしていく姿を描いたハートフルドラマ。北フランスの田舎町。ある事件によって服役していたシングルマザーのローズは、出所後すぐに息子ミカエルと再会するが拒絶されてしまう。ミカエルがプロレス好きであることを知った彼女は、親子関係を修復するべくプロレスラーになることを決意。スーパーマーケットの同僚である3人の女性と一緒にプロレスチームを結成し、メキシコの強豪チームとの対戦を目標に猛特訓を開始する。「わたしはロランス」のナタリー・バイ、「みんな誰かの愛しい人」のマリルー・ベリらフランスの人気女優たちが、過激な衣装でリング上を暴れまわる女子プロレスラー役を体当たりで演じた。

素人が何ヶ月か練習しただけでプロのリングなんて……とかそういうことはどうでもよくて、教科書的な作りで、気軽に楽しめる作品。


展開が早い早い。
仲間の一人が交代するシークエンスは、怪我をするシーンすらなく、包帯と車椅子で登場、という省エネさ。
主人公四人のキャラがかなりわかりやすく魅力的に作られているので、展開が早くても混乱することもない。
主人公がわりと優等生的キャラ(ムショ帰りだけど)で、物語の推進機関という以外面白みが薄い分を、恋多きカラミティ・ジェスと肉屋のキルビルートの濃いキャラ、ワンダー・コレットの家庭の事情がサポート。
個人的には、肉屋のキルビルートはもうちょい掘り下げて欲しかったけど。


アメリカでリメイク決定らしいけど、見るからにおばちゃんがやってるのが面白いんだと思うけどなぁ。