My Little Princess



『ヴィオレッタ』鑑賞


母親が娘のヌードを撮影して物議をかもした1977年の写真集「エヴァ」の被写体で、モデル・女優として知られるエバ・イオネスコが、写真集の発表から34年を経て写真家の母イリナとの実話を映画化したドラマ。写真家の母アンナは多忙でめったに家に帰らず、娘のヴィオレッタは祖母に育てられながら、母の帰りを待つ日々を送っていた。そんなある日、突然帰ってきたアンナは、ヴィオレッタを写真のモデルに誘い、母に気に入られたいヴィオレッタはモデルになることを決意する。しかし、アンナの要求は次第にエスカレートし、大胆なポーズを要求される。母アンナ役はフランスの名優イザベル・ユペール。撮影当時10歳だった新人アナマリア・バルトロメイが、大人の色香と退廃的なムードを漂わせていく少女ヴィオレッタを演じた。

期待してる人をがっかりさせたくないので予め言っとくけど、裸は出てきません。


写真集*1で物議をかもした、エヴァ・イオネスコ自身が監督の自伝的映画。


写真家の母親のいうがまま、ロリータ・ヌード写真のモデルとなるヴィオレッタ。
ポーズは次第にエスカレートし、ヴィオレッタは普通の生活がしたい、と反発するようになるが……


ある種の成長譚で、母親を追い求めていた初期→注目され思い上がる中期→異常な母から離れようとする後期。
しかし、普通の死活がしたいと言いながら、きわどい服で学校に行っちゃったり、ヴィオレッタの精神は完全に変わってしまったことがわかる。
現代日本のアイドル低年齢化に通じるものがあるよなぁ。
華やかで、猛スピードの世界から、元に戻るのは大変だろうなぁ。


スキャンダラスなテーマだけど、いまいちそれに技量が伴っておらず、映画としてはちょっと退屈。


主人公を10歳のアナマリア・バルトロメイが演じているんだけど、美少女は髪型変えてもやはり美少女ねw