東京創元社 2014年新刊ラインナップ説明会

東京創元社 2014年新刊ラインナップ説明会」に行ってきた。
60周年ということもあってか、東京創元社もこういう説明会は初めての試みだとか。
司会は池澤春菜さん。


海外ミステリ
『ハリー・クバート事件(仮)上下』ジョエル・ディケール(7月予定)
『もう年はとれない(仮)』ダニエル・フリードマン(8月予定)
『Q(上下)』ルーサー・プリセット(4/28予定)
『ペナンブラ氏の24時間書店』ロビン・スローン(4/21予定)
『禁忌(仮)』フェルディナント・フォン・シーラッハ(12月予定)
『北京から来た男』ヘニング・マンケル(7月予定)
『女郎蜘蛛』パトリック・クェンティン(5月予定)
『キャンピオン氏の事件簿I(仮)』マージェリー・アリンガム(9月予定)
『悪意の渦(仮)』マーガレット・ミラー(秋予定)


国内ミステリ
『誉れ高き勇敢なブルーよ』本城雅人(10月予定)
『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』青木有吾(4/21予定)
『ねじまき片思い』柚木麻子(8月予定)
『武蔵野アンダーワールド・セブン』長沢樹(8月予定)
『ダブル・ミステリ(仮)』芦辺拓(秋予定)
『私がデビューしたころ 作家51人の始まり(仮)』エッセイ集(6月予定)
『E85.2(仮)』米澤穂信(年末予定)


ファンタジイ
『タイタス・アウェイクス』マーヴィン・ピーク&メーヴ・ギルモア(6月予定)
『アーデン城の宝物(仮)』E・ネズビット(6月予定)
『両シチリア連隊(仮)』アレクサンダー・レルネット=ホレーニア(夏予定)
『沈黙の書』乾石智子(5月予定)


SF
『旋舞の千年都市 上下』イアン・マクドナルド(3/27予定)
『霧に橋を架ける』キジ・ジョンスン(5月予定)
『月の部屋で会いましょう』レイ・ヴクサヴィッチ(7月予定)
『バネ足ジャック怪事件(仮)』マーク・ホダー(秋予定)
『図書館の魔法 上下』ジョー・ウォルトン(4/30予定)
柴野拓美SF評論集』牧眞司・編(夏予定)
『スワンブック(仮)』山田正紀(夏予定)
『BISビブリオバトル部 翼を持つ少女』山本弘(秋予定)
エクソダス症候群』宮内悠介(夏予定)


その他
桜庭一樹読書日記(6)』桜庭一樹(夏予定)
『路地裏の迷宮踏査(仮)』杉江松恋(6月予定)
『怪奇文学大山脈 荒俣宏アンソロジー(1) 西洋近代名作編(仮)』荒俣宏・編(6月より隔月刊行予定)


エディターズ・チョイス!
『星の羅針盤〈サラファーンの星〉』遠藤文子(4/21予定)
『ロマネスク』瀬尾こると(4/28予定)


ワイルドカード』復刊! みたいなサプライズはなし。
海外SF関係の目新しい発表はなし。
個人的には、待ちに待ったヴクサヴィッチの短篇集がホントに楽しみ。


ファンタジイは、〈ゴーメンガースト〉三部作の続き『タイタス・アウェイクス』が登場!
『両シチリア連隊(仮)』のアレクサンダー・レルネット=ホレーニアはペルッツの弟子で友人だとか。


『怪奇文学大山脈 荒俣宏アンソロジー(1) 西洋近代名作編(仮)』は巨大怪奇アンソロジーで本当楽しみ。全3巻。
英米アンソロジーのはずが、1/3はフランス、1/3はドイツという構成。
荒俣先生が一言コメントするはずが、米独、英仏の怪奇小説の関係性、変化、そのフィードバック、という小講演が始まってしまう。スリーピー・ホロウとかグラン・ギニョールとかとか、止まらない止まらないw やっぱ、荒俣先生の話は面白いなぁ。


今年は、ミステリの新刊はなるべく避けたいんだけど、『ハリー・クバート事件』は面白そうなんだよなぁ。
フォン・シーラッハの新作も、やはり良さそう。


終盤、営業さん(男性)がくらりの声をあてるという惨劇が!