Haunter



『ハウンター』鑑賞


「キューブ」の鬼才ビンチェンゾ・ナタリ監督が、「リトル・ミス・サンシャイン」のアビゲイル・ブレスリン主演で描いたSFスリラー。ある朝リサは、自分の周囲で起きる出来事が昨日と全く同じであることに気づく。翌朝、彼女が目を覚ますと、やはり全てが昨日と同じだった。やがて彼女は、1985年のその日以来、自分が同じ日を繰り返し続けていることを知る。外に出ることすらできない彼女は、自分が暮らす家が呪われているのではないかと考えて調べはじめるが……。

【未体験ゾーンの映画たち 2014】の一本


チープな作品が多い特集上映だけど、ちゃんと素養がある人が、ちゃんと撮った作品は、ちゃんとした映画になってることがよくわかるので、こういう機会に見比べるのはいいと思う。金があるからいいわけでも、チープだから全てが悪いわけでもないけどね。


というわけで、これはアタリの部類。


同じ一日が繰り返される、と聞くと、ジャンル愛好者は、タイムリープ? 並行世界? 仮想現実? 心霊系? などと先回りしちゃうものだけど、ジャンル巧者のビンチェンゾ・ナタリ監督はそれをわかって、物語を引っ張っていく。


毎日毎日同じ日が繰り返されていることに気づいてしまう、というのはまさに悪夢だけど、飽き飽きしているはずなのに、そこに謎の差異が挟み込まれるのもまた恐怖。
そのループから逃れられるのか? 差異の正体は? 家族以外の気配は? という謎が推進力となって最後まで物語を見せてくれる。
ラストシーンも、ホラー的お約束を連想させながら、この物語に沿ったものでよかった。


ただ、リサが気づいた理由が語られないのがちょい残念。

今年になってアビゲイル・ブレスリンをよく見るんだけど、可愛くなったなぁ。