Shopping-tur



フィンランド式残酷ショッピング・ツアー』鑑賞


旅先で食人族に襲われる観光客たちの恐怖を描いたスプラッターホラー。ショッピングツアーで隣国フィンランドへやって来たロシア人の母と息子。暇を持て余した息子は、スマートフォンのカメラで周囲を撮影している。やがて大型ショッピングモールに到着したツアー客たちが買い物を楽しんでいると、なぜか店のシャッターが閉められてしまう。突然の出来事に戸惑うツアー客たちを、店員や現地住民たちが次々と襲い、貪り食いはじめる。

【未体験ゾーンの映画たち 2014】の一本


またもやPOV。しかし、ロシア人がフィンランドで遭遇するPOVというのはなかなか新鮮。
……なんだけど、70分の映画なのに、非常に長く感じた。
なかなか事件は起きず、20〜30分はバスの車内と母子の不和を見せられる。ロシアのディスりとフィンランドの持ち上げ方が面白いけど。
また、スマートフォンによる撮影なので、視点が安定せず、リアルだけどかなり疲れた。


人影が少ないのは、予算が少ないからなのか、フィンランドの人口が少ないからなのか、その両方なのか判別できず。
だから、今ひとつパニック感が薄い。せめて『2000人の狂人』並の過剰さが欲しかったかなぁ。もしくはやたら上品に襲ってくるとか。


ただ、人食い人種の設定は結構意外。
フィンランド人は怒っていいと思う。でも、夏至は日程から外すと思うけどw