Epizoda u zivotu beraca zeljeza



『鉄くず拾いの物語』鑑賞

アカデミー外国語映画賞受賞作「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノビッチ監督が、ボスニア・ヘルツェゴビナに住むロマ民族の女性が体験した実話をもとに、ドキュメンタリータッチで描いたヒューマンドラマ。2011年末、ロマ民族の女性セナダが保険証を持っていないために手術を受けられないという新聞記事を見たタノビッチ監督が、その現状を世間に訴えようと、演技経験のない当事者たちを主演に迎え、わずか9日間で撮り上げた。13年・第63回ベルリン国際映画祭では、セナダの夫で本人役を演じたナジフ・ムジチが主演男優賞に輝いたほか、審査員特別賞、エキュメニカル賞特別賞も受賞した。

ちょっと期待しすぎちゃったかなぁ……


ボスニア・ヘルツェゴビナの貧しい一家の実体験を、当事者による再現フィルムをドキュメンタリータッチで描いた作品。
鉄くずを拾い集めるしかない貧しい現状を彼ら自身が表現することに意味はあると思うけど、映画的なドラマチックさはない。手術を受ける方法はてっきり奇策的なものを勝手に期待しちゃった映画脳がいけないんだけど。まぁ、現実なんてそんなもんだよね。
それでも、何度も映る巨大な発電所と、未だに薪割りしている主人公一家の対比は強く印象に残る。
わざわざ分解しないで、そのまま車を持ってったほうが金になる気もするけど、被差別民としてはツテがないのかなぁ。


皆保険制度は大事ですよ。