The Bling Ring
「ロスト・イン・トランスレーション」「SOMEWHERE」のソフィア・コッポラ監督が、米ロサンゼルス・ハリウッドで発生したティーンエイジャーによる窃盗事件を題材に、欲望のままに犯罪に手を染めていく少女たちを描いた青春ドラマ。ハリウッドセレブが邸宅を構える高級住宅街カラバサス。セレブたちの華やかな生活にあこがれる少女ニッキーら5人組は、いたずら半分にセレブの豪邸をインターネットで調べ、空き巣を繰り返してブランド物を次々と盗み出していく。出来心ではじめた冒険だったが、やがて5人は後戻りのできないところまで足を踏み入れてしまう。ニッキー役に「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン。実際に事件の被害にあったパリス・ヒルトンが自宅をロケ地として提供した。
彼らの興味の主体に、こっちは全く興味が無いため、正直、全く感情移入できず。
ただ、それでも退屈せず、しっかり映画として成立しているのはソフィア・コッポラの手腕かな。
買い物気分で盗みを働き、戦利品をネットで自慢し、特に警戒することも悩むこともなく犯罪を繰り返していく様子は至って軽い。その反面、物語は捕まってからの方がドロドロしていて面白いんだけど、ソフィア・コッポラはそこを描くことに興味がなかったのか、かなり短い。フェイスブックの友だち申請が一気に増えたとか、仲間同士の裏切り合いがあって、どちらかと言うとそちらのほうが観たかったなぁ。
パリス・ヒルトンの自宅が見もの。物の量といい、自分の写真だらけの内装といい、正気を疑うw
エマ・ワトソンは優等生ぶった悪女役が似合うと思った。