The Sapphires



『ソウルガールズ』鑑賞

オーストラリアの先住民族アボリジニの4人組女性ボーカルグループ「サファイアズ」の実録ドラマ。1960年代末のオーストラリアで、人種差別などの壁を乗り越えながら音楽シーンで活躍していくサファイアズの姿を描いた。アボリジニ居住区に暮らすゲイル、シンシア、ジュリーの3姉妹といとこのケイは音楽好きで、カントリーミュージックのスター歌手になることを夢見ていた。しかし、世間にはいまだ差別意識が根強く残っており、コンテストに出場してもあえなく落選。そんな矢先に出会った自称ミュージシャンのデイヴからソウルミュージックを叩き込まれ、彼女たちの運命は大きく変わっていく。

音楽をテーマにした成功物語は、映像と物語だけでなく、当時の楽曲が激しく刺激するから、それだけでアガるよね。
ただでさえ、1960年代あたりのソウルミュージックは聞き覚えあるのばかりだし。「LAND OF 1000 DANCE」の♪なーななななーなーななななー、とかね。


それらの明るく力強い曲に合わせて、パワフルな四人の女性の活躍が描かれる。
しかし、それ以上に衝撃的なのが、オーストラリアの人種差別。非常にきつく、政策としてあんなに残酷なことを1970年代まで行われていたというのが驚き。


『バックコーラスの歌姫たち』と合わせて観ることもおすすめ。