Eega



『マッキー』鑑賞

殺されてハエに生まれ変わった主人公が愛する人を守るため戦う姿を描き、インドで大ヒットを記録した奇想天外なアクションコメディ。家の向かいに住む美人の慈善活動家ビンドゥに思いを寄せるジャニ。一方、表向きは建設会社の社長で、裏ではマフィアの顔をもつスディープもまた、ビンドゥに夢中だった。ある日、ジャニは勇気を出してビンドゥに告白し、2人は両思いになるが、金と権力とルックスで落とせない女はいないと思っていたスディープは激怒。ジャニをなぶり殺してしまう。やがて小さなハエとして転生したジャニは、殺された恨みを晴らし、ビンドゥを守るためスディープに立ち向かう。

『ロボット』*1の蚊のシーンもどうかと思ったけど、今回はハエが主人公。


インド映画なんで歌も踊りもあるし(ハエ的に)、
迫力あるアクションシーン(ハエ的に)や復讐劇(ハエ的に)が繰り広げられる。


話も絵面も演出もコテコテの濃い味で、これが合わないという人はいるかもしれないけど、サービス満点で観客を飽きさせない。
ただ、思いのほかダンスシーンが少ないんだよなぁ。歌って踊るハエがもっと見られると思ったのに。


復讐劇だけどハエはCGなんで、主人公は復讐される側の悪の社長スディープ。カンナダ語映画界ではトップスターだそうで。
全くの勝手な理由で殺人を犯すのだから悲惨な末路は避けがたいんだけど、ハエの嫌がらせレベルの攻撃が徐々に効いていき、疲弊しきった神経衰弱っぷりはかわいそうなくらいw
特に、パスワード攻撃は地味だけど効果絶大。


ハエがガスマスクつけても呼吸は腹じゃ……とかあるけど、娯楽作としてオススメ(極度のハエ嫌いじゃなければ)