Aftershock



『アフターショック』鑑賞
「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2013」の一本

「ホステル」シリーズのイーライ・ロスが製作・脚本・主演を務め、チリで大地震に遭遇したアメリカ人青年が体験する恐怖を描いたサバイバルスリラー。チリ旅行を満喫していたアメリカ人観光客グリンゴと、チリ人の友人アリエルとポロ。3人の美女をナンパして一緒にダンスクラブへと繰り出す彼らだったが、そこへ巨大地震が発生。略奪者や脱獄した凶悪犯罪者、余震の恐怖によって街が地獄絵図と化す中、一行は生き残るべく奮闘するが……。

まぁ、ヒドいヒドい。


すっかり『ハングオーバー!』ないい気になってる30分は、その後の地獄絵図の露払い。
そこからは、地震津波、略奪、刑務所倒壊、おまけに連続殺人鬼(?)、とてんこ盛り。


あまりの容赦なさがブラックジョークに転じているんだけど、地震ネタということもあって、拒絶反応起こす人もいそう。
ただ、この笑っちゃうほどのあっけなさは、現実世界でもそうなんだよね。主人公(自分)だけは助かると思っていても、巨大災害の前には死はすべからく平等に訪れる。
ラストも予想していたとはいえ、目を背けたくなるほどの恐怖と絶望。