Byzantium



『ビザンチウム』鑑賞

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994)のニール・ジョーダン監督が再びバンパイアを題材に取り上げ、シアーシャ・ローナン主演で永遠の孤独を宿命づけられた吸血鬼の少女の姿を描く。原作は、脚本家で劇作家のモイラ・バフィーニが2007年に発表した舞台「A Vampire Story」。人の血を吸い生きるバンパイアの少女エレノアは、たったひとりの肉親の女性クララとともに、見知らぬ街から街へと移り住みながら生きていた。ある時、海辺のさびれた保養地に建つゲストハウス「ビザンチウム」を訪れたエレノアは、難病のため余命わずかの青年フランクと出会い、恋に落ちてしまう。バンパイアの血の掟に背いたことで、クララとの絆も揺らぎ始めたその時、エレノアとクララを追う者の魔の手が迫り……。

あんまり感想ないなぁ……


吸血鬼のお約束としては、吸血行為と不老不死くらいという、現代的な設定。個人的には、こういうアレンジはあまり好きでないんだけど、それを無視出来るほど小さな雑音にしているのが、主役の二人。
老成しきった薄幸の美少女という雰囲気のクララ演じるジェマ・アータートンと、姉であり母である娼婦のエレノアを演じるシアーシャ・ローナンがかなりいい。女吸血鬼ときくと、レズ方向を予想しがちだけど、あくまで母子愛というがユニークだし、たしかに肉親としての愛憎になっている。
でも、話がイマイチかなぁ。
主人公たちがよく知らないとはいえ、同盟の正体はもうちょい深く知りたいところ。


アンチヴァイラル*1に続いて、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズが病人役で出てるんだけど、ほんとにこういう役がハマるなw