Warm Bodies



『ウォーム・ボディーズ』鑑賞

食べるつもりで襲った人間の女子に一目ぼれしてしまったゾンビ男子の恋を描く異色のゾンビラブコメディ。謎のウィルスにより人類の半分がゾンビ化した世界で、生き残った人々は高い壁を築いて武装し、ゾンビから身を守りながら生活していた。廃墟となった空港に暮らすゾンビのRは、ある日、壁の外に食糧を調達しにきた人間たちを襲撃するが、ショットガンを構えた少女ジュリーに一目ぼれしてしまう。Rはジュリーを自分の住まいに連れ帰り、当初は戸惑っていたジュリーも、Rの優しさに次第に心を開いていくが……。監督は「50/50 フィフティ・フィフティ」のジョナサン・レビン。

ウォーム・ボディーズ ゾンビRの物語』*1の映画化。


原作もあまり面白いとは思わなかったんだけど、映画もやはりはまらず。


原作以上に、人は見た目でなく対話すれば分かり合える、というテーマが強く押し出されているんだけど、やはりゾンビである必要性はあまり感じないなぁ。
動く死体というよりは、人間の亜種という感じ。
死体の割にはしっかりとパーソナリティを保持していて、ある意味、21世紀のゾンビもの的ではあるんだけど、やはりゾンビの一人称と言うのは、その饒舌さに違和感を感じてしまう。
また。R以外のゾンビの人間性が復活していく理屈がよくわからん。一方で、ガイコツの設定を端折ったのは正解かな。原作でもよくわからんし。
あと、中盤の車でとっとと逃げちゃえばいいのに。


R役のニコラス・ホルトの、のっぽで猫背気味なのはなかなか良かったかな。