吹替版『パシフィック・リム』



クローンなのに妊娠機能があるのはおかしくね? とか、
三人で操縦するから三本腕は、右脳左脳分離と話が違わない? とか、
第二の脳は、いわゆる脳ではないから記憶とかはないんじゃないの?(怪獣だから違うかもしれないけど)とか、
色々あるわけですが(ノベライズとかガイドブックには説明あるの?)、香港戦とあのテーマはやはりアガるね。
二回目でも全く飽きなかったので、娯楽映画としてホントによく出来てると思う。
オリジンとそれまでのあらすじが10分くらいにまとめられていて、かつ不自然さがないのは唸るばかり。アメコミヒーローものも、これ出来ないのかなぁ。


吹替は、作品の構成要素、客層を把握した、非常に愛のあるもの。ここまで作品を理解しろとは言わないけど、最低限ちゃんとできる人に声を当てて欲しいよなぁ。話題づくりのキャスティングでなく。
メインキャストは、過去のロボットアニメに縁ある声優が当てているんだけど、ハンイバル・チャウが誰だかわからず、ラストで「ケンコバか!」と驚く。いつもどおりといえばそうなんだけど、結構上手いね。
どっちか一本なら、個人的には、モリさんのやけにたどたどしい日本語とか、「Kaiju!」を楽しむために字幕版かな。


それよりも、今回は、春日部にD-BOXが出来たと小耳に挟んだので、往復3時間かけて行ってきたわけですよ。
後に、港北ニュータウンにあるのも知り、実家に本取りに行くついでに観ればよかった、とちょっと後悔……
D-BOXとはなんぞや、ということなんだけど、画面に合わせて動く席。ロボット操縦ものなんで、サンプルとしてはちょうどいい。
結論から言うと、一度で十分かも。そこそこ楽しいんだけど。
もうちょい激しく動くのを期待してたんだよね。できれば、3Dメガネ外れちゃうよ!くらい(笑)
構造的に斜め座りがしにくい上、背もたれが倒れないんでけっこう疲れる。IMAXのエグゼクティブシートみたいにリクライニングしてほしいなぁ。


何度観ても、博士はJ・J・エイブラムスに見えるな……