The Dyatlov Pass Incident



『ディアトロフ・インシデント』鑑賞

クリフハンガー」のレニー・ハーリン監督が再び雪山を舞台に選び、旧ソ連で実際に起こったディアトロフ峠事件を映画化したミステリーサスペンス。1959年、極寒のウラル山脈を越えようとしていた9人の登山グループが遭難し、遺体となって発見される。遺体には不可解な点が多数あり、原住民による他殺説もささやかれたが、周辺には登山隊以外がいた痕跡もない。謎が解明されないまま時は流れ、やがてソ連が崩壊。事件は次第に人々から忘れられていく。そんなある時、アメリカの学生5人が真相を確かめるため調査を開始し、事件現場となったディアトロフ峠へたどり着くが……。

ご無沙汰のレニー・ハーリンが雪山を舞台にした映画を撮ったというので劇場へ。
ミステリ? ホラー? とよくわからないまま行ったんだけど、まさかこんなにセンスのないモキュメンタリーを撮ったとは……


モキュメンタリーはまさに「4W1H」の映画で、何が正解なのか、その匙加減はかなり難しいと思う。
この作品では、パラノーマルな事象が映ってしまっている蓋然性を作り手が忘れているとしか思えず、ラスト自体は嫌いじゃないけど、こういう展開なら、モキュメンタリーにしない方が良かったんじゃないかなぁ。
戦艦の写真が出てきたときは、ま、まさかのエルドリッチ〜!? と盛大にギャフン。


ただ、タイムトラベルネタは、モキュメンタリーの可能性が見えた気もする。