The Man with the Iron Fists



『アイアン・フィスト』鑑賞

アメリカン・ギャングスター」など俳優としても活躍するヒップホップ・アーティストのRZAが、クエンティン・タランティーノによる全面サポートで監督・主演・脚本・音楽の4役に挑んだ異色カンフーアクション。19世紀の中国を舞台に、武装組織の抗争に巻き込まれて両腕を切り落とされた鍛冶屋が、鉄の拳を装着したアイアン・フィストとなって復讐の闘いに挑む姿を描く。共演にはラッセル・クロウルーシー・リューら豪華スターが集結。

みんな、鉄扇とか、金剛拳とか、鋼鉄の義手とか、鏡の間とか、大好きだよね!?
これ以上の説明は不要(笑)


中国が舞台なのに黒人の鍛冶屋が主人公!? 
「いいんだよ、細けぇことは」
珍妙なバトルと武器をいっぱい見せることがこの作品の存在意義なんで、何人が出てこようと、何語を喋ろうとどうでもいいんですよ。無国籍にこだわって、彼が中国にいる理由(いちおう描かれる)もなくても良かったんじゃないかなぁ。


こういう『グランド・マスター』が見たかったんだよ! という感想を書こうと思ってたんだけど、むしろ30年前の少林寺映画のテイスト。
監督・主演・脚本・音楽のRZAは凄いカンフー映画オタだとか。それ考えると、回想シーンで主人公に修業させたいか(笑)
個人的には、色々と『少林寺への道』*1を思い出してしまった。


ホント話はどうでもよくて、それぞれにキャラ立ちしたバトルが見もの。金剛が超好きなんですが。あと、双飛夫婦はもっと見たかったなぁ。
謎のイギリス人役で、何故かこんなトコロにラッセル・クロウがいるんだけど、けっこう楽しそう。
ルーシー・リューはこういう役がやはり合うなぁ。
ゲスト出演で、パム・グリアが出てくるんだけど、気づかなかった……


ボンクラどもには是非おすすめ! の作品