Gambit



『モネ・ゲーム』鑑賞

コリン・ファースキャメロン・ディアスが初共演、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟が脚本を手がけた犯罪コメディ。学芸員のハリーは、印象派の巨匠モネの名画「積みわら」の贋作を用意し、詐欺をもくろむ。相棒のPJが絵画の所有者になりすまし、億万長者シャバンダーをカモにしようとするが、PJが次々とトラブルを起こし、シャバンダーの雇った鑑定士が登場するなど、完璧だったはずの計画は思いもよらない方向へと転がっていく。共演にアラン・リックマンスタンリー・トゥッチら。

正直、あんまり期待せずに鑑賞。


オープニングは『ピンクパンサー*1を彷彿とさせるアニメーション。
内容も昔懐かしい、70〜80年代のようなコミカルな泥棒もの。さらに拍車をかける日本人描写。
まぁ、思ってたよりは笑える作りになってるなぁ、と思ったら、ラストはしっかりエッジの効いたコンゲームもの! 最近よくある「敵に気づいてもらわないと、それ破綻しない?」的なトリックではなく、出てくるものに無駄がなく、すべてが収まるように出来ているのがお見事。
日本人通訳がいい味出してるんだよね。


コリン・ファースは生真面目で堅物が故にバカ、というキャラを好演。最初に出てくる都合いい妄想が彼の性格を印象付けると同時に、ミスディレクションにもなっている。
キャメロン・ディアスは復活した? 『運命のボタン*2の時の劣化ぶりを見たときはどうしようかと思ったけど……


楽しい作品でした。