Amphibious 3D



『シー・トレマーズ』鑑賞

「死霊のしたたり」シリーズなど数々のホラーを送り出してきたブライアン・ユズナ監督が、ショック映像とバイオレンス描写満載で描くモンスターパニック映画。海洋生物学者のスカイラー・ジェーンは、水上輸送のプロ、ジャック・ボウエンの小型ボートをチャーターし、北スマトラ海沖へ調査に向かう。その途中、沖合に建設された水上漁場で、密漁者たちによって幼い少年が強制的に働かされている姿を目撃し、地元警察に通報するがとりあってもらえない。すると、海中から謎の巨大生物が出現し、漁場を襲撃。密漁者たちを次々と串刺しにし、食い殺していく。ジェーンはジャックとともに少年の救出に向かうが……。

開始1分で「ダメだ……」とため息が漏れ、5分で時計を確認しそうになる、そんな映画。


カットも、演技も、展開も、特撮も、すべてがお粗末。「ショック映像とバイオレンス描写」なんて、何十年前のクオリティだよ。
オランダ・インドネシア合作ということで毛色が変わったもの、と期待したけど、出来上がってきたのは30年前にテレ東のお昼に観てたような代物。


主人公の目的が全く明示されず(たぶん古代海洋生物の発見)、そのくせ、余計なトラウマ描写を挿入。もう一方の軸の、呪術師と怪物も、関係が不明確。召喚されたかのようだけど、その前からうろついてるしなぁ。


感想は、なるべくいいとこ探ししたいけど、全く見当たらない。
かろうじて、ラストのグロ描写くらいかなぁ。


こんなの劇場公開して、誰得なの? エネルギーの無駄遣いだよ。