SUPERGODS

ダークナイト ライジング』や『アベンジャーズ』などアメコミ映画が立て続けに公開される昨今、アメコミのスーパーヒーロー達は世界のエンターテインメントの一角を占めているといっても過言ではありません。そのスーパーヒーロー達が育った75年にも及ぶコミックスの歴史を現役コミック・ライターであるグラント・モリソンが独自の視点で魅力を解き明かしたのが本書です。“スーパーマン"“バットマン"“X‐MEN"“スパイダーマン"などの有名アメコミヒーローから、一大ムーブメントになった“キック・アス"やカルト的人気を誇るキャラクターまでを網羅した本格アメコミ・ヒストリー、日本初邦訳です。

コミック・ライター、グラント・モリソンによる、ヒーロー物に特化したアメコミ史。
DC中心になってるけど、ただでさえアメコミ解説本の訳は少ない上に、スーパーヒーローものというのは貴重。さらに、作者が現役ライター及びイギリス出身なので、視点もユニーク。


ムアコックやバラードのニュー・ウェーブに言及されていたり、中でもアラン・ムーア及び『ウォッチメン*1に対するツンデレ史観が面白い(笑)
好きでも嫌いでも、やはり無視できない存在なのね。


50年代の「有害コミック」狩りは触れる程度なので、『有害コミック撲滅!』*2も合わせてオススメ。