They're Tearing Down Tim Riley's Bar

「過去からの歌声」 ロッド・サーリング〈『ミステリマガジン』601号掲載〉

以前よりも業績は悪くなり、野心あふれる部下からも追い上げられている、人生に疲れた営業部長。ずっと通っていた酒場も取り壊されることが決まっている。ある夜、その閉店した酒場に、25年前の、人生で一番楽しかった瞬間を幻視する。その後も、現象を何度も体験し、彼は向こう側に行こうとする……

フィニイの作品によく見られるような、思い出によるタイムトラベルもの。
あまりに牧歌的で、性善説に寄りすぎているような気もするけど、こういう話も嫌いじゃない。むしろ好き(笑)
美人秘書が中年主人公を慕っているというのは、サーリングの願望?