Jack the Giant Slayer



『ジャックと天空の巨人』鑑賞

童話「ジャックと豆の木」をベースに、人間と巨人の壮絶な戦いを描く3Dアドベンチャー大作。中世のイギリス。農家の青年ジャックは、ふとしたことから人間界と巨人界を隔てていた禁断の扉を開けてしまう。何百年にわたり人間界から隔絶されていた巨人たちは、かつて自分たちが住んでいた地上を取り戻すため人間界に足を踏み入れ、ジャックら300人の人間が、100人の巨人を相手に戦いを挑む。主人公ジャックを演じるのは「アバウト・ア・ボーイ」のニコラス・ホルト。監督は「ユージュアル・サスペクツ」「X-メン」のブライアン・シンガー

最近多い、童話・昔話のリ・イメージ作品の中では一番面白いんじゃないかなぁ。


ストーリーは、むしろ珍しいくらいのひねりのない王道ファンタジー
しかし、注目すべきはビジュアルセンス。


天空まで伸びる豆の木を倒す模様は、あれだけで『プロジェクトX』風に1時間観たいくらい。そりゃ、軌道エレベーターが倒壊するレベルの災害ですよ。
また、この作品の主人公とも言えるのが巨人たち。軍団としての巨人が出てくる作品って、意外にないんじゃないかなぁ。
これまでの作品では、デカイけど、動きも頭もトロく描かれていたけど、デカくて力が強いというのは、純粋に恐ろしいのがよく分かる。
巨人の造形もバラエティに富んでいて、特にリーダー格の双頭の巨人のフリークスっぽさがたまらない。
進撃してくる巨人の群れは、攻撃というより自然災害レベル。巨人の使うパチンコなんてミサイルみたいだもんな。
人間側の連射式弩弓もカッコよい。


ちなみに、芸能人の吹き替えで春休み的に推してるけど、結構グロテスク。