Oz: The Great and Powerful



『オズ はじまりの戦い』鑑賞

ライマン・フランク・ボームの名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔法使いのオズがいかにして誕生したのかを、「スパイダーマン」のサム・ライミ監督が3Dで描くファンタジーアドベンチャー大作。米カンザスのサーカス一座の若きマジシャン、オズは、いつか「偉大な男」になることを夢見ていた。しかしある日、竜巻に飛ばされて自分と同じ名前の魔法の国オズに迷い込んでしまう。その名前のために、伝説の偉大な魔法使いと勘違いされたオズは、東の魔女エヴァノラから国を支配する邪悪な魔女を倒してほしいと頼まれる。救世主として崇められてしまったオズは、財宝と名声を得ることを引き換えに魔女退治の冒険に出る。主人公オズ役はジェームズ・フランコ。オズの国の3人の魔女を、ミシェル・ウィリアムズレイチェル・ワイズミラ・クニスが演じる。

アリス・イン・ワンダーランド*1といい『スノーホワイト*2といい、ジョー・ロス製作の童話ものは、ハズレ製作所だな。
期待はしてなかったんで、ダメージはないんですが。


ネタバレ気味なので、気になる方は鑑賞後にでも、愚痴に付き合ってください(笑)


非常に、かったるい上に長い(130分)作品。
ビジュアルに目を引くものはないし、アクションシーンも同様。最近の映画にしては珍しくミゼット俳優がたくさん出てくるくらいしか見どころが(笑)
マイケル・ジャクソンのカカシ*3を見てるほうがマシ。


わざわざ、原作にないオリジナルの前日譚を作ったんだから、もっと露骨に後の作品のキャラクターを出すべきだと思うんだよなぁ。
ライオンとカカシは出てきたけど、ブリキのきこりはいた? それを連想させるような機械人形とか出して欲しかった。
魔女は家の下敷きになるのを連想させるようなネタを突っ込むとか、カンザスではドロシーのおじさんとおばさんがサーカスに来てるとかさ。
そういうくすぐりがないんだよね。巨大オズ発生マシーンくらいかな。


気になったのが、『オズの魔法使*4でオズとグリンダは別居してる(っぽい)けど、今作との間に何があったの? 続編はその愛憎劇?(笑) 数十年後には、イケメンオズもちんちくりんになっちゃうけどさ。