Silver Linings Playbook



『世界にひとつのプレイブック』鑑賞
同名小説*1を映画化。

それぞれに最愛の人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、笑いや涙を交えて描いたヒューマンコメディ。監督は「ザ・ファイター」のデビッド・O・ラッセル。主演は「ハングオーバー!」のブラッドリー・クーパーと「ハンガー・ゲーム」のジェニファー・ローレンス。妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが……。パットの両親役でロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーバーが共演。第85回アカデミー賞では作品、監督、脚色、主演・助演男女と主要部門すべてでノミネート。ローレンスが主演女優賞を受賞した。

ダメな人しか出てこないラブコメ
思ってた以上に楽しかったけど、そこまでアカデミー賞ノミネートされるような作品か? という気も。


精神疾患に罹っている人間への眼差しが、ちゃんとコメディとして笑いも混ぜつつ、非常に優しい映画。また、描写も正確でありながら、チャーミングに見せることにも成功している。特にパットもゴミ袋がいいんだよ。
キャラクターのほとんどが、どこかダメなんだけど、中でも一番ダメなのは、パットの親父。信用とか、ファミリービジネスの使い方おかしくね?(笑) 
わからないのが、原作ではちゃんと説明されてるのかもしれないけど、パットはホントに浮気現場を目撃したの? 信用出来ない語り手を疑っちゃう。ストレス感じると音楽聴こえちゃうくらいだから、その現場も同じように「見」ちゃったとか?


ハンガー・ゲーム*2、『ボディハント』*3とどうでもいい映画を続けて観ちゃったんだけど、今回のジェニファー・ローレンスは良かったなぁ。言葉遣いも行動もクレイジーなんだけど、非常にキュート。直球の美人顔ではないんだけど、すごい綺麗に見える時があるんだよね。
ティファニーの姉のデコと薄い眉を、どっかで見たことがあるとずっと考えていたら、『デクスター』*4の弟子か。