SUSHI GIRL

『スシガール』鑑賞


ある男の出所祝いの宴席で次第に仲間たちの関係が険悪になっていく、1970年代のホラー映画を彷彿させるクライム・ムービー。監督は「ゾンビ」などホラー映画の第一人者ジョージ・A・ロメロ監督が主催する短編ゾンビ映画コンテストで優秀賞に輝いたカーン・サクストン。本作が長編監督初作品となる。「スター・ウォーズ」のマーク・ハミル、「キャンディマン」のトニー・トッド、「ネバーエンディング・ストーリー」のノア・ハサウェイ、「ターミネーター2」のマイケル・ビーン、「マチェーテ」のダニー・トレホ、「キル・ビル」の千葉真一らが出演。また、女体盛りをされる女に「スーパーバッド 童貞ウォーズ」(未)のコートニー・パームが扮する。

マーク・ハミル、ノア・ハサウェイ、マイケル・ビーンダニー・トレホ千葉真一って、それなんてエクスペンダブルズ?


現在のノア・ハサウェイが見られるだけでも、行く価値あるでしょう……え〜と、どれが彼?
イケメンの一般人、というくらいオーラ無し。
80年台半ばで引退してたのね。『ネバーエンディング・ストーリー』のあとにすぐ辞めたってこと?
ちなみにマイケル・ビーンも、全然わからない。病気でもしたかのようなやつれぶり。マーク・ハミルはだいぶ面白いことになってるなぁ。


さて。
長編監督初作品としては、まぁ、こんなものなのかなぁ。
女体盛りという、わかりやすい見せ金を置かれ、ダイヤモンドの行方、5人の思惑、拷問ゲームと錯綜する中、それらすべてがミスディレクションで……と、やりたいことはわかるんだけど、カットバックがあまり上手くないので、全体的に野暮ったい。この手の同時進行陰謀ものでスタイリッシュさがないと、ホントにカッコ悪い。
それと同時に、キャラクターの行動原理もよくわからない。ミスリードのつもりなら効果が出てないし、そうでないなら、普通に意味不明。
もっとシェイプアップして、面白くなったんじゃないかなぁ、と思わずにはいられない。


中盤に痛そうなシーンが続くので、苦手な方は注意。
おそらく、女体盛りという情報だけで来たと思われるお客さんが、途中退場してました(笑)
話の流れ的に、拷問シーンは長々といらなかったんじゃないかなぁ。


女体盛りって、遊びならまだしも、食べることを考える、えらく気持ち悪いよな。人肌の刺身って。
あと、アメリカ人はフグをなんだと思ってるの?(笑)