Skyfall

『007 スカイフォール』鑑賞


「007」シリーズの第23作で、「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続きダニエル・クレイグジェームズ・ボンドを演じる。各国のテロ組織に潜入している工作員を記録したMI6のハードディスクが何者かに奪われ、ボンドは犯人を追いつめるが、MI6の長官Mの命令で放たれた銃弾に撃たれ、橋の上から谷底へと落ちていく。Mはリストが奪われた責任を追及され辞職を迫られるが、これを拒否。しかしその直後、リストを奪った犯人によりMI6のオフィスが爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは再びMのもとへ舞い戻り、現場へ復帰。犯人の手がかりを求めて上海へと渡る。「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデスがメガホンをとり、シリーズ初のオスカー監督が手がける「007」となった。ボンドガールは仏女優ベレニス・マーロウと英女優ナオミ・ハリス。悪役に「ノーカントリー」のハビエル・バルデム。M役はシリーズおなじみのジュディ・デンチ

007を映画館で観るのは初めて。というか、観るのもこれが二本目。


ジェームズ・ボンドって、本名だったの!? 偽名だと思ってたよ。


予習で『ゴールドフィンガー*1を観といてよかったですよ。
未見、もしくはおぼろげという方は観ておくことを強くオススメ。その方が確実にアガる。
Qの「壊さないで返してくださいよ」というセリフは、『ゴールドフィンガー』の「今度は壊さないで返してくれよ」を受けてのものだよね? 発信器も同じような形だし。


世界征服や国家の話ではなく、個人が個人のためにテロを起こすっていうのは現代的なのかな。もしや、全部Mが仕組んだことかと勘ぐっちゃったよ。結果的に、MI6の存在意義を大臣の目の前で示せてたんだし。


正直、前半はよくある現代的なアクションでそんなに面白いと思わなかったんだけど、ロンドンに入ってからスピードアップし、アストンマーチンで大笑い。で、ラストでニヤリ。
何度も言うけど、『ゴールドフィンガー』は観ときましょう。


これで、ボンドの過去は全て消え、死亡扱いにもなり、存在しない人間として、本名=コードネームと化した、と見るべき?


ダニエル・クレイグのキャスティングは当時反対もあったようだけど、個人的には頑固そうで結構好き。原作が黒髪って設定なのね。ダニエル・クレイグが金髪っていう印象はなかったんだけど。あれが、後に、経験を積んでエロエロなコネリー・ボンドになるのね(笑)
ひょろっとした、オタク然のQはかなりいい。
ハビエル・バルデムジュディ・デンチは存在感あるなぁ。
レイフ・ファインズは老けたね。