銀河英雄伝説@TAKARAZUKA

『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』観劇



人生初宝塚!


わかっちゃいたけど、女性率すこぶる高し。
男は一割もいないよなぁ。
珍妙な宣うかも知れませんが、そこは初心者ということでご容赦を。


結論から言うと、面白かったですよ(原作好きとして)。
「宝塚!」ということで多少構えちゃうけど、歌って踊って以前見た舞台版とあまり変わらないかも。


宝塚なんで、そこから予想されるように、当然ラインハルトが主人公。内容も、舞台版1作目*1同様、キルヒアイスが死ぬところまで。
2時間ちょいに、あの内容をつめ込むんでどうしたって駆け足になるんだけど、舞台版との大きな違いは、同盟側も描かれること。しかも、ジェシカとか、リンチとか、ベーネミュンデ侯爵夫人の事件まで語られるとは思ってなかったよ。そんなわけで、台詞も結構早口。


一見さん(特におばさま方)は、ちゃんと飲み込めてるのかなぁ?
それに関係して、舞台版でもそうだったんだけど、ラインハルトとキルヒアイスの子供時代のエピソードって省略してもデメリットないと思うんだよね。
これがあったからといって、初見の人の理解が深まるとはそんなに思えないし、原作ファンとしては、別に面白いシーンではないし。


宮廷のシーンは華やかで全く違和感なし。
でも一番良かったのは、トリューニヒトがアジってる場面かなぁ。演説が盛り上がっていく様子とダンスの食い合せが非常に良かった。あの顔と美声なら投票しちゃいそう(笑)この調子で、査問会とかやってくれまいか。
あとは、ジャイアン並に顔が良くなったオフレッサーが印象的。
ルビンスキー(ルビンスカヤに非ず)が状況解説役として出てくるのは、舞台劇の演出としてよくできてると思う。その反面、高みの見物をしている第三勢力というポジション以上ではなく、あまり積極的に物語には関われないけど。まぁ、この尺にさらに地球教とか出てきても困るけど。


オーベルシュタインは陰謀家というか、ダークヒーロー的解釈は舞台という短い制約の中ではしょうがないか。真意がまるでわからない、というのが彼の面白みなんだけどね。
皇帝の末期の告白はいただけない。あれ、必要?
ラインハルトとヒルダに最初からフラグが立ってるのは、ラブ要素はしょうがないのか。
ビッテンフェルトは相変わらず不憫な子扱い……


次は、宝塚ラインハルトと河村ヤン*2が戦うのがベストじゃない?


個人的には、アイゼナッハを主役にした外伝が観たいんですが。


ところで、物語が終わった後に、それとは関係のないダンスがあるのはお約束なの?
あと、巨大なウルトラバッジ(タロウの)みたいなのは何?