Catacombe di San Gennaro
五日目。
昨日までは天気が良かったんだけど、今日は朝からかなりの雨。海外旅行で雨降られたの初めてだなぁ。
タクシーでサン・ジェンナーロのカタコンベに向かう。
ここも毎正時のガイドツアー。
発見されている中で、最も古いものの一つで、作られたのは2世紀頃。
他の場所で保存されているため、骸骨はなかったんだけど、なかなか見応えのあるカタコンベ。
これは一家のお墓。
亡くなる毎に壁を塗り直し、絵を書き換えていたそうな。
一番下の層に、子供の服が認められるので最初に、寡婦の服(左)を着ているため、父親が二番目に亡くなったことがわかる。
天井にもフレスコ画。
初期キリスト教の洗礼盤。
ガイドによると、カタコンベはバチカンの管轄ではないため、お金を出してもらえず、ここも自治体で管理を始め、綺麗にしたのもここ数年のことだとか。
『ヘルシング』みたいな話ね。
ここは、サン・ガウディオーゾのカタコンベと共通券なんだけど、それがあるのが、悪名高きサニタ地区。
治安が悪いらしく、ガイドブックにも言及なし。
でも、行って来た。サン・ジェンナーロから10分くらいって言うし。
聞いていたようなガラの悪さとか、荒廃っぷりはなかったんだけど、道やお店、一つとっても、なんとなく貧しい感じ。
半地下の中央祭壇がカタコンベの入り口。
『インディ・ジョーンズ3』*1の図書館のシーンをちょっと思い出してしまった。
よくわからないんだけど、頭蓋骨を重要視していたみたい。
体は絵で、頭の穴に本物をはめていたのかな?
今回の旅行で4箇所見たけど、カタコンベと一口に言っても色々と違いがあり、それが一度に見られて、地下墳墓好きとしては堪能させてもらいましたよ。
特に、サン・ガウディオーゾは今まで見たことなかった様式で印象深い。ただ、サニタ地区は、ホントに観光客非推奨地区のようなので、あくまで自己責任で。