Steve Niles Remains

『カジノ・ゾンビ』鑑賞



30デイズ・ナイト*1のスティーヴ・ナイルズの『Remains』*2を映画化。


『モンスター・トーナメント』とまとめて上映していたから、同レベルかと思いきや、こちらは結構ちゃんとした映画。とは言え、スケール感は感じないし、CGも安いし、編集がTV映画っぽいんだけど。


現在のゾンビものは、死体が動いてる場合と死ににくい人間、の二つにわかれると思うんだけどこの作品は明らかに後者。
ゾンビアポカリプトの原因はほのめかされるものの、はっきりとはわからない。それはいいんだけど、生き残った人々の理由は説明が欲しかったかな。
ゾンビの習性に新味を付け加えていくと、どんどん人間に近づいてっちゃうんだよね。そろそろ、ちゃんとその生態(?)を解説した作品がほしい所。
この作品にしても、寝るゾンビはいいんだけど、この世界観に噛まれて感染はそぐわないと思うんだよなぁ。


邦題から、カジノで生き残ったならず者がゾンビと戦うのを期待してたんだけど、単に巨大マーケットがカジノになっただけ。
主人公のリーダーシップのなさと主体性の無さっぷりは、ちょっと目新しいけど。