The Hunger Games
同名小説*1の映画化。
誰もが気になってると思うけど、あらすじだけ聞くと『バトルロワイヤル』に似てるよねぇ。
でも、実際観るとあまり似てなくて、『バトルランナー』の方が感触近いかなぁ。
原作読んでないから比較できないんだけど、映画単品だと、コクもキレもない締りのない作品。しかも、2時間半近くと長い!
あくまで、原作を読んでいることを前提とされた映画なのかなぁ。ちょいちょい説明不足、描写不足が感じられる。「で、なに?」という感想ばかりが頭に浮かぶ。
上映時間が長いにもかかわらず、尺が足りていない印象。
前半の、ゲームが始まるまでが長く(個人的には嫌いじゃないけど)、殺し合いが始まってからがやけに淡白。
『バトロワ』(これも漫画版しか読んでないんだけど)は、クラスメイトのパーソナリティが描かれているからこそ、死ぬのがわかってても「ああ、死んじゃうんだ……」という感慨が残るけど、この作品はそれがまるでない。
まぁ、そこが肝ではなく、パラロマ的に二人の関係に焦点が当てられてるんだけどね。それはそれで、ラストはモヤモヤして、カタルシスがないけれど。
機内で時間潰しするにはいい映画でした。