The Amazing Spider-Man

吹替2Dで『アメイジングスパイダーマン』鑑賞


字幕と吹替と、どちらが元に近いのかは、英語力ないからわからないけど、結構違うのね。


リブートだとか、アメコミ映画として見ちゃうと、色々とモヤモヤする人も少なくないかもしれないけど、パラノーマルロマンスだと思って観れば、お約束通りの展開で気になることもない(はず)
元々は「異能」は二人が乗り越えるべき障壁だったと思うんだけど、現在のパラロマでは、二人を結びつける要素なんだよね。「異能」と承知しているから、正体を隠す展開を推進力に使う必要がなく、むしろ二人の親密度に振り分けることが出来る。
以前の『スーパーマン』や『スパイダーマン』が超能力は秘していたけど、今回はかなりオープン(笑)な展開。そもそも、グウェンへの告白シーンが、ウェブを使ってのくるくる引き寄せだし。また、空中デートは『スーパーマン』を思い出すけど、こちらではピーターの素顔のまま。
ヒロインもアクションシーンで危機に遭い、障害も乗り越え、無事ハッピーエンドとパラロマの定石通り。
一作目にグウェンを持ってきたことで、次作にMJで三角関係かなぁ、と予想。


予告ももっとロマンス寄りにしても良かったと思うんだよね。主人公二人が綺麗どころで、物語自体も上記したとおりなんだし。アメコミ者は黙ってても行くんだし。


スパイダーマンのお約束といえば「大いなる力には、大いなる責任が伴う」なんだけど、今回はちょっとそれが違う。「人を救う力あるなら、それを行使するのは義務」といった感じ。これは登場人物すべての行動原理になっていて、それを基にした展開は上手いと思う。
ピーターやベンおじさんは言わずもがな、コナーズ博士も狂った暴走はしても根底は人類の救済。またクレーンのおっさんも息子の恩だけではない。


今回二度目なんだけど、展開上気になったのが、まず、オズボーンの側近が橋以降全く出てこなくなること。死んではいないんだよなぁ。
警察でコナーズ博士の情報を集めたことに対するフォローが何もない。それが物語に影響を与えないのなら、カットしちゃえばよかったのに。
みんな大好き眼鏡っ娘は、初めの方にも出てたのね。もう一度観に行ったら、さらに登場シーン増えるんじゃね?(妄想ですか、そうですか)
あと、グウェンがガナリー装置を壊しちゃえば良かった気がするんですが。


ところで、アメコミに詳しくないけどMARVEL映画は見に行ってる人で「毎度出てくる眼鏡の爺さん、誰?」と疑問に思ってる人っているのかしら?