SHORT SHORTS FILM FESTIVAL

ショートショートフィルムフェスティバルに行ってきた。
見たプログラムはI-B

勝利の女神』FTW
カナダ作品
マロリーは地元で行われる100メートル走の代表選手。もちろん優勝を狙っているが、彼女の勝利を信じる者は誰一人いない。


『愛しのあの人はどこに』Dove sei, amor mio
クロアチア作品
死んだ夫との想い出を胸に、一人寂しく暮らす老女。現実への拒絶と変化への恐怖が、彼女を更に悪夢へと引き込んでいく。


『任務遂行!』Decapoda Shock
スペイン作品
宇宙飛行士が遠い宇宙で負った致命傷を抱え、地球に帰還した。しかしそこには、思いもよらない悪のシナリオが存在していた。


『フレンド・リクエスト』Friend Request Pending
イギリス作品
マリーとリンダはお茶友達。今日も2人でSNSに届くメッセージに一喜一憂。果たしてマリーは、気になる相手をゲット出来るのか?


『勝つか、負けるか』We Win or We Die
アメリカ/リビア作品
2011年2月。ベンガジの人々は、カダフィ政権へ対する反乱を起こし、要塞・カティバを包囲。一人の市民の勇敢な行動が、要塞への入り口を撃破し、ベンガジの街を解放へ導いた。

『ロッキー少年の数奇な運命』The Extraordinary Life of Rocky
ベルギー作品
ロッキーは生まれた時から運が悪い。まわりの愛する家族が、みんな不慮の事故で死んでしまうのだ。それはまるで、ロッキーが引き寄せた不幸。そんな時、ロッキーが出会った“天使(エンジェル)”、彼女もまた問題を抱えていて…。


『ある夏の日』Summer Break
オーストラリア作品
郊外に住む2人の少年が体験する、ある暑い夏の日の甘酸っぱい想い出。

優等生的には、『勝つか、負けるか』(邦題のセンスないなぁ……)が良かったというべき?
311もそうだけど、市民目線で異常事態が撮影され続けるという、国民総カメラマン時代は人類史上初めてだと思うんだよね。
要塞に突っ込んだ瞬間さえ写っている臨場感。


だけど、目当てで行ったのは『任務遂行!』
SF者としてもこれをオススメ。
ジャミラと言うか、溶解人間と言おうか、カニです。
『ラバー』*1もこの尺だったら笑えたんだけどなぁ。逆にショートフィルムでなかったら怒っていい内容(笑)


あとは、アニメの『愛しのあの人はどこに』がなかなか印象的。
ダークファンタジーとも、サイコホラーとも取れる作品。


『ある夏の日』は特別上映作品。
若きミア(今も若いけど)が見られるという他は特に価値なし。