WALKING DEAD

遅まきながら、『ウォーキング・デッド』ファーストシーズンを鑑賞。

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以下ネタバレあり。
面白いのは言うまでもないんだけど、まず上手いよね。
冒頭、主人公リックがガソリンスタンドに寄るシーンから始まるんだけど、何事かが起きた様子で、『マッドマックス』を思わせるような空気が漂っている。
そこに少女が歩いてくるが、それは見ればゾンビで、リックは頭を撃ち抜く。
この数分間で、世界はゾンビ・アポカリプス後であることが最小限の表現で示され、視聴者としては最大限に引き込まれる。
また、
アメリカのTVドラマによくあるように群像劇なんだけど、これも巧み。
『ER』や『HEROES』は能力で見分けがつくものの、今作や『LOST』は基本的に普通の人なんで、主人公以外はなかなか覚えられそうもない。しかし、名前は無理でも、どういう人物で、どういう人間関係なのか、アメリカ国外の視聴者にも認識できるように作っているのはさすが。


物語は原作に沿っていながら、結構違うのね。
変な言い方だけど、ドラマ版のほうがよりドラマっぽい。
原作は延々とゾンビ・アポカリプス後の世界を放浪しているのを見せるのが目的だけど、ドラマはゴールがあるような作り。そうでないと、連続ドラマとしては厳しいかな。ある程度、原因に踏み込んでいくのかなぁ。


ファーストシーズンは6話で終わりなんで、回収されていないネタがちょろちょろ。
TV版はメルルが総督になるのかしら？
てっきり、シェーンを殺して終わりかと思ったら、非常に中途半端なところでおしまい。
この手のアメリカドラマの常套手段だけど、引っ張るなぁ（笑）

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