WALKING DEAD

ウォーキング・デッド2

ウォーキング・デッド2

ゾンビを連れた黒人の女サムライって、あまりにコミック的過ぎて、これまでのフィクションラインとずれてない? と危惧したんだけど、世界はそんなことに頓着する暇もなく、狂気と暴力を増していく。
1巻*1がサバイバルの物語なら、今巻はその先、世界への適応の物語。これぞ、他のソンビ作品では不可能だったことで、一大長編だからこそ、ポストアポカリプスによるそれまでの人間性の死、その変容を丹念に描いていくことができ、それを実現している。
見た目以上に内面が世界への適応をみせているミショーン。本能しかないゾンビに対して、支配と欲望だけで、ある意味最も人間らしい総督。怪物しかいない世界では、自分の正義を貫こうとするほど、自らが怪物と化していくことを自覚するリック。


で、やはりいいところで次回に続く!


ドラマ版で、総督どうやるの?