Mission : Impossible - Ghost Protocol

今年の一本目!
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』鑑賞
フェルプスが悪者というあまりにもあまりな展開で、第一作目*1以降は見る気が起きなかったんだけど、ブラッド・バードが監督するということで足を運ぶ。


前二作*2は見てないし、最初のやつはもう16年も前なんで、まるで記憶にないから比較できないけど、しっかりと時間分楽しめる。いい意味でマンガっぽく、アクションの連続でも退屈せず、いかに某超大作海賊映画がメリハリに欠けているかが浮き彫りに。


イーサン・ハント押しは相変わらずだったんだけど、それでもそれぞれが活躍し、チームミッションものとしてよくできている。孤立無援となったイーサンに、三人の仲間が協力することにちゃんと条件付けされているから、チームプレイを強いられる展開に無理がない。


スパイものに付き物の珍妙なアイテムとコミカルな演出は食い合わせがよく、ブラッド・バードの手腕なのか、やりすぎない程度にそのさじ加減が見事。前半に出てくる廊下シミュレーターは最高。
それが一番現れているが、サイモン・ペッグ演じるベンジー。新米スパイなので彼に状況解説させることが不自然でないのに加えて、スパイならこういうことしたいよね! というコミックリリーフをベンジーが負うことで、いいリズムがとれていると思う。
また、いまや、スパイグッズと現実のアイテムがシームレスになっていて、その見分けのつかなさも面白い。BMWの露骨なスポンサーっぷりも(笑)


ただ、敵キャラがつまんないんだよなぁ。そこを何とかしてほしかった。


全体的には、十分に楽しめるエンタメでオススメ。