THE ADEVENTURES OF TINTIN : THE SECRET OF THE UNICORN

『タンタンの冒険/ ユニコーン号の秘密』鑑賞

相方の、各国語コレクションが揃ってるんだけど、実は原作は全くの未読。
『ドラキュラ崩御*1に出てきたのが、最大の接近遭遇(笑)
映画前に読もうと思ったんだけど、あえて、映画でタンタン童貞を捨てることに。


注:以下、原作未読の痴れ者の感想だと思ってください。


さすが、スピルバーグとPJという最強コンビだから原作知らなくてもちゃんと物語が分かるのは巧みなんだけど、同時に、原作知らないとお役立ちと漂う空気感に激しく違和感を覚える。
自分が読んでないから、しっくり来ないのがわかるだけに、非常に歯がゆい。
映画化と言うより、立体的に再現した作品というべきなのかな。
だから、逆なのは重々承知だけど、インディ・ジョーンズ以上には見えなかったんだよなぁ。それなら、ハリソンさんでいいじゃん、という結論に達してしまう。


映像は素晴らしく、明らかに漫画的な造形なのに質感は実写そのもの。
ただ、それが映画に貢献しているかというと、そうでもない。
後半の、サイドカーでのカーチェイスは、このCGならではの演出で最高なんだけど、他はあまりないんだよね。あとはクレーンバトルくらい?
漫画だと気にならないんだろうけど、この映像だと気になっちゃうことも多々。


初めて人間役のアンディ・サーキスを見た(笑)
あと、スノーウィは目が怖くて正視できません。


で、鑑賞後に『金のはさみのカニ*2、『なぞのユニコーン号』*3、『レッド・ラッカムの宝』*4を読む。
読むと、確かによくまとめてるのがわかるし、珍妙な空気感の再現度も納得。
というわけで、可能なら、原作読んでから行くことをオススメ。