RISE OF THE PLANET OF THE APES

『猿の惑星:創世記』鑑賞



結論から言うと、予想外に楽しめましたよ。
ゴリラさん、ハンパネェな。


猿の惑星*1の前日譚とも、新たなシリーズの一作目とも取れる作り。
前シリーズを知らない観客(いるの?)でも、人類の未来を暗示させる描写があるため、これ単品でも楽しめるようにできているのは親切設計。というわけで、なんでエンドクレジット始まった瞬間に出てくかなぁ。1分くらい我慢しろよ! あれ見なかったら、ひどく気の抜けた作品になっちゃうのに!
とはいえ、前作を踏まえたくすぐりは散りばめられているので、未見なら1作目だけでも予習すべし。


個人的には脱獄ものの佳作として評価。早く肛門に電気棒突っ込まれちゃえよ! ってくらい嫌な飼育員は看守として合格(笑)。虐待、孤独な中で心通わす仲間、囚人ボスを配下に入れる、看守の道具をスる、自作の道具で脱出、とお約束は揃ってる。
また、CMやパンフだと人類への反逆的な紹介だけど、実際見ると自由を求めての闘争、というベクトルなんだよね。クライマックスが橋を巡る戦いというのも象徴的であると同時に、知能が高い猿らしいアクションになっている。自然賛歌的な音楽とジェームズ・フランコのアップ、という勘違いさせてしまうようなラストが楽しい。どうせ、人類文明崩壊すんのにね(笑)


しかし、気にしてるあまりいないのかも知れないけど、ウィルが新薬を持ち出しちゃう展開がテンションだだ下がり。かなりの巨大企業が、何年にもわたって新薬を盗まれているのに気づかない、って許されるの? とそれがもう気になってしまった。SFなんだから、物語の基礎になる部分はこじつけでもいいから、説得力が欲しかった。廃棄処分にするからそれを横領してるでもいいし、実は自宅で合成していた、とかでもいいからさ。
あと、ゴリラさん、ガス吸ってなくない? あの檻まで漂っていく描写は入れて欲しかったな。


でもまぁ、色眼鏡な人もいるかも知れないけど、観ても損はないかな。


アンディ・サーキスの映画ってよく見るけど、顔忘れちゃったよ(笑)。次回作は『タンタンの冒険』