1967年8月号




今も続く、年に一度のお愉しみ「幻想と怪奇特集」の第1回目(だと思う)。
最初は「恐怖・怪奇小説特集」だったのね。


特集短篇
・「ハリー」……ローズマリー・ティンパリイ
 娘が、ハリーという見えない友だちと遊ぶようになった。
 気になる母だが、学校に行けば治ると思っていたが……


・「ねずみ狩り」……ヘンリー・カットナー
 装飾品目当ての墓暴き。
 しかし、そこにはネズミの群れが掘ったトンネルがあり……


・「死人は憶えている」……ロバート・E・ハワード
 賭けで呪い師を殺した牛追いの男。
 その後、様々な事故が襲う。


・「淋しい場所」……オーガスト・ダーレス
 何かがいる気がして、夜道を通りたくない場所。
 友達とどんな怪物がいるのかと言い合っていたものの、成長して忘れるが……


・「ノーク博士の島」……ロバート・ブロック
 謎の博士がいるという島に向かった記者。
 そこの主であるノーク博士は、様々なコミックスのアイデアを出しているというのだが……


・「待っている」……クリストファー・イシャーウッド
 1週間後のことを夢見た男。
 しばらくして、3ヶ月後を見て……


・「墓碑銘」……ブラッドリイ・ストリックランド
 戦争で大怪我して、2年ぶりに故郷に帰ってきた男。
 恋人にも再会するが、自宅や墓地の様子がおかしい…… 


・「墓を愛した少年」……フィッツ=ジェイムズ・オブライエン
 ある墓石を愛する少年。
 ある夜、謎の男たちがその墓を掘り返しに来る。


・「分裂症の神」……クラーク・アシュトン・スミス
 悪魔とは、神が分裂症に陥った姿だと信じる精神科医
 悪魔を召喚し、それを治療しようとするが……


この辺の作品は、大体アンソロジーか短編集に入ってるんだよね。
お気に入りは、「ねずみ狩り」「淋しい場所」「ノーク博士の島」「分裂症の神」あたり。
「ノーク博士の島」はアメコミ作品だなぁ。


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けっこう高い?