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殺人感染 (上) (扶桑社ミステリー)

殺人感染 (上) (扶桑社ミステリー)

殺人感染 (下) (扶桑社ミステリー)

殺人感染 (下) (扶桑社ミステリー)

『殺人感染』スコット・シグラー〈扶桑社ミステリ シ32-1、2〉
久々の赤背!

ネット上で発表されて爆発的な反響を巻き起こし、その後、大手出版社から刊行されるや、絶賛を浴びてベストセラーとなった、ホラー界の超新星がついに日本上陸!……ラジオ番組の電話オペレーターは辟易していた。またもや、家族を皆殺しにしたという男が電話をかけてきたのだ。この男は、奇妙な言葉を残した――〈トライアングル〉、と。オペレーターは知らなかったが、極秘裡に電話を傍受していたCIAが動きだした。この男こそ、各地で連続する大量殺人の謎を解く鍵かもしれないのだ。
〈トライアングル〉――三角形の腫れ物に体を冒された人間が、つぎつぎと凄惨な大量殺人を起こしていた。いったい、なぜ? 鍵となる男のもとへ急行したCIA局員を待ち受ける、恐怖の地獄図。腫瘍の謎に立ちむかう若き女性疫学者。そして、ここにまたひとり、体内に〈トライアングル〉の侵略を受けた男がいた……微細なディテール、息を継がせぬ予想外の展開、そして巨大なヴィジョンで、読者もプロ作家も絶賛。ファン待望の、サイエンティフィック・サスペンス・ホラー大作!

ポッドキャストで朗読を配信していた作品の書籍化なので、リーダビリティは抜群。
CIA局員、女性疫学者、感染者の男の三人が交互に語られ、全員がタイムリミットを抱えているため、ノンストップの展開で飽きることがない。特に感染者のパートが衝撃的で、彼ほど攻撃的に感染と戦うキャラクターは稀有かも。特にラストはキュ〜となります(男子限定)。ところで、あらすじで若き女性疫学者になってるけど、別に若くはないんだよね(笑)


途中までは、目に見えず、猟奇的な侵略者で『寄生獣』を連想させる。後半、彼らの目的が分かってくると、ハリウッドSF的ビジュアルでちょっとテンション下がっちゃう。三部作なら、次巻まで、正体不明の敵というサスペンスを引っ張って欲しかったかな。