西洋快楽作法


『西洋快楽作法 眠れない夜の媚薬』小鷹信光〈ベストセラーシリーズ〉
ポルノSFが収録されているということなのでコレクション的な意味で買ったんだけど、無名時代のクーンツの作品が載ってたので、『フランケンシュタイン 野望』*1の前座として着手。

収録作品(抄訳のみ)
・「おテンバ娘の性的冒険」……ディーン&ゲルダ・クーンツ
・「エクスタシー狂騒曲」……パリー・ラック
・「悪魔の娘」……L・J・ブラウン
・「みんなの好きなおデブちゃん」……ダイアナ・モリソン
・「惑星エテルベの叛乱」……ボンネ・デュボム

雑誌連載をまとめたものなのか、変な本で、抄訳、抄訳とあらすじの中間的な物、あらすじの三パターンで構成。
あらすじ紹介のコーナーで、他のパートですでに紹介されている作品に言及されていることがしばしばあり、なんか野暮ったい作り。


肝心のクーンツは、グルーピー(死語?)の話で、普通につまらない(笑)
そもそもの目的だった「惑星エテルベの叛乱」もなんだかなぁ。
正直、みんなわざわざ読むこともないんだけど、「悪魔の娘」のオチが70年代のオカルトっぽくて、かろうじて読めたかな。


というわけで、古本スキモノ以外にはオススメしません。