ЦИРК ШАРДАМ
- 作者: ダニイルハルムス,田中隆
- 出版社/メーカー: 未知谷
- 発売日: 2010/09
- メディア: 単行本
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ハルムスの、児童向け雑誌に書かれた作品を集めた短篇集。
収録作品
・「悪戯ヒューズ」
・「コーリカ バンキンはブラジルに行ったのに、ペーチカ エルショーフは全然信じなかった話」
・「十七頭の馬」
・「一番初めに、それから二番目に」
・「インクを買いにいったおばあさん」
・「《一列に並んで!》」
・「お話」
・「勇敢なハリネズミ」
・「骨破」
・「×××」
・「ウサギとハリネズミ」
・「プーシキン」
・「パイプ教授」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「×××」
・「マーシャはどうやってロバを町まで行かせたか」
・「お利口さんのマーシャとおばあさん」
・「シャルダムサーカス」
児童向けということもあって、『ハルムスの世界』*1や『ズディグル アプルル』*2に比べると、オチは分かりやすい反面、ホントにたわいもない話も多いけど。
ハルムスの作品は無意味な反復が多いんだけど、児童向けだとそれがシュールではなく、子どもの意地悪さ、ムキになった様子の表現として働いて、ひじょうに活き活きする。
相変わらず、無題(?)が多く、記憶に残りにくい。「十七頭の馬」が頓知話っぽくて好き。
『昨日のように遠い日』*3に収録された作品もほとんど(全部?)収録されている。「パイプ教授」(「トルボチュキン教授」)はこんなに長かったっけ? 『昨日のように遠い日』に載ったのは抄訳かな?