Ακροπολις

9月13日
ホテルの朝食は普通にビュッフェスタイル。
干しアンズが山盛りだったのが個人的に嬉しい。


観光客が押し寄せる前にアクロポリスへ。



てっぺんにパルテノンがあるのはご存知でしょうが、丘全体に色々とあるわけです。


イロド・アティコス音楽堂。

アッティカの大富豪イロド・アティコスが寄贈した音楽堂。161年に建築。
今もコンサートなどで使用されていて、リハーサルやってました。

帰国してから、チケットも旅行会社に手配してもらえばよかったと後悔。


ちょっと登って見えてくるのがブーレの門。

ローマ帝国支配下の防壁の一部だとか。ブーレは発掘した考古学者の名。


ブーレの門からそのまま進むとプロピレア(前門)。
向かって左にあるのがアグリッパの台座、右がアテネ・ニケ神殿。

常に勝利を願うアテネ市民が、勝利の神ニケが逃げないように翼を切り落としてここに祀ったという。ヒドイ……。フリーズは東側のみアクロポリス博物館、残りは大英博物館所蔵。肝心なのがギリシアに残ってないのが多いんだよなぁ。


プロピレア



パルテノン側から。



プロピレアを抜けて現れるのが、パルテノン神殿。山川(紫)の最初の方ですよ!

斜め方向がカッコいいのは言わずもがななんだけど、最初に眼に入るのがこの角度ってどうよ! 等間隔に見える柱も実は違うし、ドリア式の特性(真ん中が太い)で垂直に見えるとか、古代ギリシア人恐るべし!


あっという間にツアー客の群れが(笑)



レリーフは模作。本物はやはりアクロポリス博物館と大英博物館



絶賛修復中で、生きているうちに完成見れんのかなぁ。

どこまで修復するんだろうね? この残った感じが個人的には味わい深いと思うんだけど……


パルテノンの横にあるのがエレクティオン。

柱になっている少女像がファンタジー魂を揺さぶる。
ちなみにこれも模作で、本物は上述どおり(笑)


裏側。



イオニア式!



来た道を戻って、南斜面を下っていく。


こちらも工事中。



気になる穴……



下りきると、ディオニュソスの劇場。


いい悪いは別にして、ギリシア神話用語はすっかり耳慣れたものになってる。
特にファンタジーでは、今さら「アルテミスの神域」とか言われても使い古されすぎて、恥ずかしさすら感じる。
だけど、ギリシアでは当然のようにそれらが、しかもあちこちに残ってるんだよね.それを実感したのが新鮮だった。