Sherlock Holmes
『シャーロック・ホームズ』鑑賞
ひじょうにダメなホームズと切れ者のワトソンと言う新しいキャラクター像をロバート・ダウニー・Ｊｒ．とジュード・ロウが演じる。
実は、ホームズものに触れるのは、小説・映像含めて、今回が３つ目。以前に見たのは『名探偵ホームズ』*1『ヤング・シャーロック』*2だけ。おまけで『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』*3を愛読。
うわぁ、ダメそう……。そんな体たらくで新しいキャラクター像とか言ってんなよ。
それはさておき。
完全なる非シャーロキアンとしての感想は、まぁまぁかなぁ。
推理ものではなく、アクションなんだけど、なんかリズムが悪い。飽きはしなかったんだけど、ちょっと長く感じちゃったかな。バリツの使い手ということを表したかったのかもしれないけど(笑)
ただ、腕っ節の強い伊達男のワトソンとダメ人間のホームズはホントにいい。特に、ワトソンずっと一緒にいたいのに出てっちゃうことに未練たらたらのホームズをダウニー・Ｊｒ．が熱演。一緒に別荘には行かないと言われ時の捨てられた子犬のような表情は最高！ 才能あるダメ人間の役が上手いよなぁ。
また、一瞬の観察ですべてを推理・予測できてしまうホームズの思考を高速で、その後に通常のスピードで再現という表現はアメコミ的で良かった。というか、これ、アメコミ原作ではなかったんだっけ？ 勘違いか？
教授も、アイリーン・アドラーも出てくるし、その他ホームズネタが散りばめられているみたいだけど、前述したとおり、その辺はわからず。せっかくだからお兄ちゃんも出せばよかったのに。個人的にはニューマンの「ベルグレーヴィアの騒乱」*4に脳内補完してました。
ラストに、ニック・フューリー的なお楽しみがなかったのが残念。
